【まとめ】治験実施計画書関連用語【略語・用語集】

略称・用語集

こんにちはプログレです。
こちらの記事では、治験実施計画書関連用語についてまとめました。

筆者は、製薬業界で12年以上働いており今では製薬会社の管理職についています。

治験実施計画書関連用語

略語・専門用語 正式名称 日本語 意味
aPTT active partial thromboplastin time 活性化部分トロンボプラスチン 内因系の血液凝固能力を測定。

高値:重症肝障害、凝固因子の欠乏、凝固因子の質的異常、ビタミンK欠乏、DICなど

AUC area under the curve 血中濃度−時間曲線下面積 ROC曲線を作成した時に、グラフの曲線より下の部分の面積をAUC(Area Under the Curve)と言う。AUCは0から1までの値をとり、値が1に近いほど判別能が高いことを示す。判別能がランダムであるとき、AUC = 0.5となる。
ROC receiver operating characteristic 検査や診断薬の性能を2次元のグラフに表したもの。当該検査で異常と正常を区別するカットオフポイントごとに真陽性率(=TPF)と偽陽性率(=FPF)を計算し、縦軸にTPF、横軸にFPFをとった平面にプロットして線で結んで表す。

ROC曲線を作成した時に、グラフの下の部分の面積をAUC(Area Under the Curve)とよぶ。AUCは0から1までの値をとり、値が1に近いほど判別能が高いことを示す。(例:左図)

AUC0-∞ area under the single-dose plasma or serum concentration-time curve extrapolated to time of infinity 無限大時間に外挿した単回投与後の血中濃度−時間曲線下面積 AUCは0から無限大までの値をとる。
AUC0t area under the plasma or serum concentration-time curve from time=0 to the last measurable concentration at time=t 0時間から最終測定可能時間(t時間)までの血中濃度-時間曲線下面積 AUCは0から最終測定可能時間(t時間)までの値をとる。
AUC0τ area under the steady-state plasma or serum concentration-time curve over 1 dose interval 1投与間隔の定常状態での血中濃度-時間曲線下面積 AUCは0からτ(タウ)までの値をとる。
BOIN Bayesian optimal interval ベイズ最適間隔 ※ベイズ最適化:不確かさを用いながら次に探索すべき点を決定するブラックボックス最適化アルゴリズム
CI confidence interval 信頼区間 母集団の真の値が含まれることが、かなり確信 (confident) できる数値範囲のこと。例えば95%CIとは、この範囲に母集団の値が存在
CL/F apparent oral dose clearance 経口投与時の見かけのクリアランス クリアランス:血液中のある成分が、腎臓の働きによりどのような能率で尿中に排出されるかを示す値。

参照元

肝炎.net
https://www.kanen-net.info/kanennet/knowledge/inspection08

統計WEB
https://bellcurve.jp/statistics/glossary/1742.html

goo 辞書
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E5%80%A4/

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