こちらの記事では、大ヒットロングセラー書籍「反応しない練習」について概要をまとめました。
筆者情報
草薙龍瞬(くさなぎりゅうしゅん)
僧侶、興道の里代表。1969年、奈良県生まれ。
中学中退後、16歳で家出・上京。放浪ののち、大検(高認)を経て東大法学部卒業。
政策シンクタンクなどで働きながら「生き方」を探求しつづけ、インド仏教指導僧・佐々井秀嶺師のもとで得度出家。
ミャンマー国立仏教大学、タイの僧院に留学。
現在、インドで仏教徒とともに社会改善NGOと幼稚園を運営するほか、日本では宗派に属さず、実用的な仏教の「本質」を、仕事や人間関係、生き方全般にわたって伝える活動をしている。毎年夏の全国行脚や、経典の現代語訳の朗読 と法話を採り入れた葬儀・法事を行うなど、「もっと人の幸福に役立つ合理的な仏教」を展開中。prtimesより引用
色んなご経験のもとで、努力の方なのかなと思いました。
そうですね。ご興味のある方はaudibleでも配信しているみたいなので視聴してみてください。
YouTube解説
本のタイトルにある「反応」とは?
求める心を言います。
具体的には「欲」に対して反応すると言います
・生存欲(生きたい)
・睡眠欲(眠りたい)
・食欲(食べたい)
・性欲
・惰性欲(ラクしたい)
・歓楽欲(音・ビジュアル・感覚の快楽)
・承認欲
人が生きるために必要なものだよね?
だから潜在的に備わっているんでしょ?
そうです。なので、大切なのは、「心とは、そもそもそういうものだ」と理解すること。
「心とは求め続けるもの」それゆえ渇き続ける と覚えておくのです。
欲に駆られた時の解決策
✅ 繰り返し、言葉で、客観的に理解するよう努める
✅ 「あの人に認められたところで、それが一体なんなんだ?」と超絶クールに考える。(ほんとにそれが一体なんだと言うの)
もっと日々簡単に取り入れられる対策ないの?
日々の解決策
☆心の状態を「きちんと見る」だけで劇的に変わります
✅ 心の状態を言葉で確認
魔法のようですが、目を閉じて自分がどう思っているか実況中継します。(声に出してもOK)
例)「あの上司のことムカついているな。なんでムカついてたっけ?
言い方が嫌味なんだよね。そんな性格なのかな?
もしかして家庭がうまくいっていないのかな?」 こういった具合です
✅ 体の感覚を意識する
手をあげる▶︎手をみる▶︎呼吸(サティ)
もしくは
深呼吸する▶︎呼吸していることに意識する (マインドフルネス)
(余計なことは考えない。もし考えてしまったら、「別のこと考えちゃった〜呼吸に戻ろう」と改めて、再度呼吸に意識する)
✅ 頭の中を分類
1. 貧欲:自他に求めすぎている
2. 怒り:あまり意味のない怒り。 悲しみも▶︎こんなことに時間を費やすのはもったいない
3. 妄想:ぼんやり考える
No1の煩悩は「妄想」と言われている。
妄想して辛くなったら、こんな対策
Step1 目を閉じて妄想
Step2 景色、部屋を見る
悩みはいつも「心の内側」に生じる。
悩みを抜けるには「心の外」へ感覚の意識を向けることがベスト!!
✅ あるものを「ある」とだけ
「正しい理解」:反応なし (事実だけをみる。感情はムシ)
例)エピソード
忙しい時に、何度も資料の出し直しをくらった。あの上司ムカつく。
事実は「出し直し」。
ToDo:どこの改善が必要か改めて確認して、もう一度提出しよう。確認することで出し直し回数が減るかも。でも今日は子供の送り迎えがあるから、納期についても確認…こんな感じで感情を挟まないのにゃ〜
✅ 「ムダに判断」をやめる
”良い・悪い”、”好き・嫌い”をやめる
▶︎ この人は悪い人、嫌いなど判断しない。心を汚さない。
心を汚す原因も作らない
常に、”良い・悪い”、”好き・嫌い”の判断をしている気がする…
なんでだろう?
判断(わかったフリ)自体が気持ちが良くて簡単なことだからです。
「判断」はただの思い込みです。
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