【図で説明】有害事象、副作用、Special Situationとは?【分かりやすい】

副作用報告等

こちらの記事では、有害事象、副作用、Special Situationが何か説明します。

筆者情報

製薬業界12年以上勤務をしており、今は管理職に就いています。
小さな会社なので、守備範囲も広く、毎日新しいことにチャレンジしてながら、フルタイムで働き2歳と4歳の子育てをしています。

有害事象とは?

治験薬が投与された際に起こる、あらゆる好ましくない、意図しない徴候(臨床検査値の異常を含む)、症例又は病気のことであり、当該治験薬との因果関係の有無は問わない

副作用とは?

有害事象のうち、当該治験薬との因果関係が否定できないもの

イメージ

※画像をクリックすると、引用元の製薬協有害事象のスライドに移動します

 

有害事象と副作用の違い

くすりとの因果関係無視▶︎有害事象
くすりとの因果関係を否定▶︎有害事象の青の範囲
くすりと因果関係を否定できない▶︎副作用の黄色の範囲

 

Special Situationとは?

EUの副作用としてSpecial Situationが義務付けられています。
そのため、外資系もしくはEUで製造販売している場合はSpecial Situationを収集することが義務付けられています

・薬物相互作用:くすりとくすり、くすりと食べ物、くすりとアルコール
・妊娠時の薬物曝露:患者さんが妊娠していた。患者さんのパートナーが妊娠した
・母乳からの薬物曝露:ママのおっぱいから赤ちゃん
・薬効欠如:承認された適応症にくすりの効果が現れない。ただし、疾患進行の天気で、くすりに関連していないと医師などが述べているのは除く
・過量投与:偶然でも意図的でも。最大投与を超えるもの
・薬物乱用
・薬剤誤用:処方箋以外からくすりを使用(例えば、家族に分けてもらったとか)
・投薬過誤:くすりを渡すまでのプロセスに問題があり、投薬が誤っていた(例えば、くすりのラベルが他社薬と似ていて、間違った処方をした。患者がくすりを砕いて飲んだ)
・職業性曝露:最終製品として出荷された後、職業上曝露された
・医薬品を介する感染因子伝搬の疑い
・医療機器不具合
・予想外の治療上または臨床上の利益
・医薬品不具合報告

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